5ねんぶり NYにいってきた

NYにいってきた。行く前はいろいろあって 相当に疲れてたとおもう。結局行く前のよるまで 何一つ準備らしいことをしていなくてあわてて鞄にいろいろつめこんで出かけた。
ひさしぶりのNYはおもしろかった。空港におりたときからの、海外感、なんていうか、おおざっぱで、適当で、融通の利かない雰囲気にヤラれた!「そうそう、この感じ。」みたいな。なにもかも整然としてる日本を離れると「あ、こんなんでもいいんだった」と思える。//実際はけっこういろいろ面倒くさいけどね。地下鉄で大声で叫ぶ若者とか、「excuse me」と言ってガンガン押される感じとか気さくに誰とでも会話する雰囲気とか、黒人も白人もアジア人も、お金持ってそうな人も貧乏そうな人もまぜこぜで、そういうのがアリになってる状況。怖いというかパワフルというか。こんなことがあることを忘れてた。
NYでは美術館ばっかり行った。ほんと、世界のNYである。一気に見られる量が違うし質も半端ない。それに大きさ。絵がでかい。作品がでかい! 部屋もでかい!!こういうのをいつも見られるっていいよなあ。ぼくはやっぱりモダンアート、とくに絵画がすきみたい。うんちく臭い現代美術よりも、定着感や手触りのある絵画が好きだということを再確認しました。ミニマルアートとかコンセプシャルアートとか、なんというか、「作ったものより考えたことに価値がある」みたいなのは苦手だ。古くさい考え方だとはおもうが。。ニューヨークで見たデザインは、おもしろいものがたくさんあった。日本のデザインはどんどん処方ぽくなっていって、問題の解決方法として、機能や理屈が前にどんどん出てくる感じで、説得されてるみたいで嫌だと思うことが多かった最近、ニューヨークのデザインは、カタチがまだまだ前に出てくる感じでいいなあと思った。独りよがりなデザインなのかもしれないけどこのくらいバタ臭い方がたまにはいいんじゃないかなあ。「俺はこうおもうんだよ」っていうことをはっきり表明してそれに賛同や意見やあるいは反対を得るようなスタンスが何事にも必要なのかもしれないとおもった。