レストラン「パリアッチョ」と、映画「ディナーラッシュ」

パリアッチョっていうイタリアンなレストランが好きで、よく行く。

たぶん、立地と雰囲気が好きなんだと思う。フェイクっぽい、いんちきな、それでいて、なんか堅牢な部品とか家具をたくさん使ってる。

ここ、イタリアンなのか?っていわれると、イタリアのイタリアンと違う気もするし、日本のイタリアンというにも、もう少しローカルな、マンマなイタリアンっぽい。ポリートっていう、おでんみたいなやつが、そう思わせるのかも。

パリアッチョが、純然たるイタリアンかどうかは、ぼくにはあんまり関係なくて、なんで こんな気になるかというと。。。「ディナーラッシュ」っていう映画があるんだけど、知ってる?

何年か前、たしか 第2回「東京ごはん映画祭」っていうのがあって、食事をテーマにした映画ばっかりのお祭り、それでみた。

このディナーラッシュは、「ごはん」とは あんま関係なくてでも、映画としては、すごくおもしろかった。いや、おもしろいというか、なんか、ずっとココロに残る、ひっかかる、そんな映画だった。

その映画の舞台のレストランにパリアッチョが、なんか似てるんだよ。

どう似てるか?って、言われると、ぜんぜん似てないんだけど殺人事件もマフィアも関係ないんだけど。なんか似てるんだよなあ。

ディナーラッシュは、たしか、イタリアン・イン・ニューヨークな、ファッキンなアメリカンな映画だった。


パリアッチョもディナーラッシュも、そんな、「どっかにありそうで、どこにもない感じ」が好きなのかもしれない。世界一周したときのストレンジャー気分をちょっと思い起こしてくれるからかもな。