ゴッホ展、よかった。

先週からはじまったゴッホ展、今日行きました。すごくよかったです。

初めてみる絵も多くて「やっぱりゴッホはすごいなあ」と中学生みたいな感想ですが。

世界一周で、まあ、たくさんの美術館を訪れましたが、ゴッホ目当てに行った美術館もたくさん。アムステルダムのゴッホ美術館、パリのオルセーやニューヨークのMoMAなどなど。

名だたる美術館に所蔵される名作がたくさんのゴッホですが、ほんとにたくさん絵描いてるんですよねー。そして、うまいんですよ。
今回デッサンがたくさんありましたが、まあ、ほんと、味があっていい絵なんですよー。


最近「アートってなんだろう?」って、今更ながら漠と考えてたんですが
作品を見た後に、作品そのもの以上の「何か」を 見た人に感じさせるものじゃないか?
と思うのです。

今ごろ見た名作映画「戦場のメリークリスマス」の、見た後に感じさせられた、あの「何か」。

国立近代美術館の常設展で不意に見た横山大観や中川一政など、日本の画家の作品から感じる、あのすごい感じ。

ゴッホの絵にはそういう「もわー」っと来る何かかが、たくさんあります。
今回見た中ではこの、波の絵がすごくよかったです。
名作と呼ばれている糸杉の作品もすごくじわーっと来ます。

ゴッホは狂ったエピソードが多いので
絵を見る前に、すでにゴッホを「知ってしまう」「理解してしまう」ので、そのことが作品の印象を先に決めてしまうところがあるように思います。
しかし、純然と絵を前にすると、ぐわーっと来るものがたくさんあるので、前情報はそこそこにして見た方が、より感動するのではないかと思います。
時間指定チケット制ですので、そこそこ空いていて見やすいです。30分単位の入場なのですが、定時を15分過ぎたくらいに入るとさらに空いています。
入場料は、いつもより高い2000円で、割引券などもほぼなく、また、作品点数もそれほど多いわけではないのですが、見る価値のある展覧会だと思います。
あと、グッズがかわいいデザインのものや、気の利いたものが多かったですよ。