ゴッホ展

国立新美術館のゴッホてんに行った。 http://www.gogh-ten.jp/tokyo/ 世界中でゴッホ見ましたがhttp://hayapon.com/photos/amsterdam/index.htmまだ見た事無いのがあった! 当たり前か!そんなゴッホてん、始まってまもない金曜日の夜。 なんで金曜かというとですね夜8時までやってるんです。 実はココ狙いめ。 7時半で入場打ち切るので、それ以降は新たにお客さんが入ってこないのだ。 だから最後の方は貸し切りみたいになります。 6時半についたぼくは、最初40分くらいでのんびり全体見て、 新しいお客さんが来なくなった時間から、スカスカの展示を じっくり見れたのです。 ゴッホ独り占めです。 今回の展示の見所のひとつは 「ゴーギャンの部屋」のモデル(実物大の部屋)があるんです。 部屋の図面が残ってたらしく、この図面と、ゴッホの描いた絵をもとに再現してます。 すごい! なんか感動した。
この部屋は ゴッホの人生上いちばんいい時代?のフランスのアルルで描かれたもの。 パリで印象派や新しいアートに触れたゴッホは アルルで活発に絵を描きます。実にいきいきしていました。 で、理想の画家たちのコミュニティをココにつくろうと、家をかります。 ところがやって来たのはゴーギャンだけ。なぜなら彼もお金がなかったから。 //家を借りるお金を工面したのも、   ゴーギャンに「行って」って頼んだのも、実はゴッホの弟のテオなんですけどね。   テオはゴッホの最大の理解者で、ずーっと経済的に助けました。   二人の長年にわたる膨大な手紙のやりとりが残っています。 さて、 そんなことは知らず、 ゴーギャンが来るのを心待ちにしてたゴッホは ゴーギャンのための部屋を用意し、そこに飾るための絵を描き ついにはその部屋の絵や、椅子の絵まで描いたのです! ちょっとキモいね。 それがこの部屋の絵。。。 椅子の絵もあります。
うかれたゴッホに、しょうがなく来たゴーギャン、 まあ、そんな生活がうまくいくはずも無く。 口論で逆上したゴッホは自分の耳を切り落とす事件を起します。 当時の新聞にも載るほどでした。。。 あっという間に破綻。ゴーギャンは家を出て行っちゃいます。 その後のゴッホは精神的におかしくなっちゃって(もともとちょっとおかしいんだけど) 最後はついに自殺してしまいます。パンクだ。 この、一連のゴッホの人生の流れが 時代順にみられるのが、今回の展覧会。 まさにゴッホ早わかりです。 ゴッホの人生紹介の動画も見られます。 もう20年くらいゴッホの絵をあちこちで見てますが 何度見ても素晴らしい作品。 泥臭くて、独りよがりで、寂しそうで、自意識過剰で 実に人間臭いゴッホです。 友達にはなりたくないけど。 ついでにいうと、パリ時代に意気揚々としていたゴーギャンも ゴッホと別れた(べつにゲイではない)後 なんともさみしーい?人生を送ります。 芸術家はしんどそうだ。 だからこそ人に感動を与えるような絵をかけるんだろうなあ。