パリ デザインとかアートとか2011年 

■デパート ボンマルシェ/アートコンシャスなデパート
店内がギャラリーのようにたくさんの絵画や彫刻で飾られている。だいたいモダンアート。
インテリア、キッチン用品、ブックショップ、が秀逸。4フロア各階にあるカフェもそれぞれデザインコンシャス。最上階にはユザワヤのような手芸用品のコーナーがある。これまたかっこいい。
地上階にある路面に面した食品外の品揃えもデザインコンシャス。
総菜デリなどもレイアウトはセンスがいい。
道沿いのショーケースは作りこみやライティングがざっくりしているが、コンエプトがはっきししてるのでおもしろい。■サンジェルマンデプレ地区
非常にハイセンスなお店が多く、値段も高い。アートショップ、本屋、ギャラリーなどを回る。MAGNUM PHOTOのギャラリーがあった。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=213432680906433439777.0004a5e19044ed8f3967b&msa=0&ll=48.853643,2.334332&spn=0.002443,0.004436本屋には日本で言うコミックのテイストをつかったアート表現がたくさん。質が高く驚いた。日本の漫画表現からインスパイアされた、独自の表現。
これが頭から離れない。。。http://barcazza.blogspot.com/
ストーリーの表現として、松本大洋作品やAKIRAなどの影響をうけたであろう漫画手法を使って世界観を出している。フランス語が読めなくても、伝わる内容のものもおおい。無常観。ナンセンスで詩的、叙情的な表現。グラフィティ表現を使ったものも多い。2000年ごろからだとおもうが、サーフシーンやX-SPORTS系のテイストを、アート表現に活かしている。   ■ポンピドーセンター/ギャラリー、ブックストア、ミュージアムショップ
現代アートとポップカルチャーの隙間が埋まってきているような、そんな印象。
日本の表現は、「カメラ女子」や「猫の写真集」、ブログ日記や顔文字など、どんどん「私的な個人の楽しみ」「あるコミュニティでの共通連帯性」に向かっていると感じるが、ヨーロッパでの表現は、かなりパブリックを意識した表現が多い。テーマが私的であっても、「社会にもの申す」ような、公を意識した片鱗が見える印象を受ける。日本は趣味的、パリは主張的 という感じか。   ■蚤の市
古いものがいろいろ売っているが、古いと言っても20年ぐらい前のものがすでにアンティーク。ボタンや手芸用品、紙モノ、古い家具など。一部陶芸品なども。   


■パリに共通する意識

公共性、主張、コンセプシャル、表現技法より伝える内容の強度、

大きな渦感、逃れられない感、自分を自分で守るための主張と同意、おれ的

  ※これ↑ 対して日本の意識は

連帯意識、受容我慢、詩的、表現技法的、

小さな渦感、自分の範囲を作る感、現実逃避感、ひとりぼっちが苦手な寂しがりや