カンヌライオン、一週間のすごしかた
会場はパレ・デ・フェスティヴァル(コンベンションセンター)で、ほぼ完結していて、その中で展示やセミナー、ワークショップ、セレモニーが行われる。発表セレモニーは、週前半で半分終るが、週末に向けて人が増えるので、週末に近いほど入場は異常に混みあう。1時間前から並んでいた表彰セレモニーも。
会場のキャパより人の方が圧倒的に多く、しかも1階はノミネート者しか入れないので、2階の観覧席はかなりぎゅうぎゅう。階段通路での立ち見なども出たが、さらに増えると、入場制限をかけて、別会場でビデオ中継で見ることになる。
こんなかんじ。これは興ざめ。会場の雰囲気がわからない。セレモニーは、会場の雰囲気がおもしろい。なんでこれが金賞なんだ?みたいな歓声や、クリエイティブ途上国?の作品だったりすると盛り上がる。今回はブラジルの勢いがすごかった。セミナーやワークショップは基本的にすべて英語。壇上対談式のものから、プレゼン形式などいろいろ。日本人は英語ネイティブ級な人をのぞいては、ワークショップには消極的な印象。結果、昼間は、展示を見たり、会場内のいくつかあるブースで楽しんだり、あるいは市中を散策し、夕方7時からのセレモニーに人がどっと集まる感じになる。セレモニーにしてもセミナーにしても、最初、聞き取れなかった英語が、聞き続けると理解できるようになるから不思議。後半のセレモニーは、審査員のコメントや、司会のアナウンスが理解できて、とても楽しかった。
会期中に、ワールドカップふうに、カンヌライオン参加各国の代表同士の「ビーチサッカー大会」があります。日本の応援に行ったところ、飛び込みで参加させてもらった! アルゼンチン代表に負けました。。。この大会は3日にわたって行なわれます。決勝はやはりというか、さすがというか、アルゼンチンvsブラジルでPKの末ブラジルの優勝。
ぼくは広告業界会社でもなく、ツアーでもなくカンヌに一人で行ったので、なんのつてもありませんでした。サッカーしたおかげで知り合いになったことで、その後のパーティーなどで話すきっかけになりました。よかった。。。展示は、週の半ばをすぎるとガラガラ。そんなにみどころのある展示でもない。エントリーされた作品の説明ボードが並ぶだけ。
ノミネートされた映像を見るコーナーや、いろいろな団体のブースもある。作品閲覧用PCもおいてある。
会場では協賛?各社の雑誌がタダでもらえる。毎日デイリーカンヌライオンみたいな冊子が配布される。前日の要点など。Wi-Fiがつながるとあるが、よく切れる。展示スペース以外のホールなどは電波が届かない。セレモニーの同時中継Tweetできなかった。カンヌライオンのパスがないと、施設や会場には一切入れない。「1パス1名」厳守で、セレモニーの入場招待状や、公式パーティの入場招待状も1IDに1枚のみ。妻や子供を同伴させようとして断られている人がたくさんいた。個別の入場券のようなものも存在しない。パーティーは2回。火曜日のopening galaと土曜日のclosing gala。
どちらもカールトンホテルのプライベートビーチで。おしゃれな軽食と、お酒類がタダ。たべものはそれほどうまいわけではなかった。受賞者専門のエリアも設けられてて、階級社会感?がある!9時半オープンで、どんどん人が増えていって、とくに会場の中心にあるディスコステージは、後半満員。参加者年齢層も若いので、すごいもりあがりになる。おもに70年代生まれむけなDJのセレクト。カンヌライオン Opening Gala 会場の様子 BGMはマイケルジャクソン。
会話は、どうしても一緒に来た人同士になりがち。何人かの外国人と話したが、なかなかずっと話しているわけにはいかない感じ。日本人どうしで会話する姿がたくさん。日本人は広告業界の各社懇親会みたいな様相で、門外漢のニフティは扱いに困られてる感じも。でも、こちらから具体的なテーマで話すと、もりあがることがわかり、たくさんの知己や情報が得られた。あと、ずっと毎年カンヌに来ているマーケティングの人も多いので、そういう人の話は、かなりライブで、価値があると思う。楽しすぎて踊ってたら。。。カンヌライオン Opening Gala もりあがりすぎ23.30
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