世界一周して失ったものは、無いかも。

世界一周して、社会復帰していま10年の ぼくの所感。ぼくは、お金以外は、なにも失った気がしない。 最近、世界一周してかえってきたモリフーフ、そのブログで、「世界一周して失ったもの」っていうエントリーがあった。帰ってきたばっかりの彼が感じたことを読んでみてなるほどなーと思うと同時に、さて、ぼくはどうだったか?って考えてみた。10年たった今、ふりかえる。世界一周は、ぼくにとって何になったのか。どんなふうだったのか。◆世界一周はキャリアになったか?ぼくにとって、世界一周は確実に「キャリア」になりました。 そこで得た経験や感覚は、今の仕事に大幅に役立ってます。行ってなかったら、いまのようなポジションにいるとも思えない。とくにコミュニケーション力は、世界一周に行く前と、行ったあととでは大きく変わったと思います。世界の各地にはその土地土地の常識があって、日本でフツーのことも、その国では非常識だったり、当たり前でなかったりするわけです。これは、受け入れざるをえない。文句言ってもしょうがない。そんないろいろを、「納得はできないけど、理解しようとする」感覚、なんというか、「達観する感覚」はその後の社会人生活で大きく役に立ちました。日本の社会でも、それぞれみんな、いろんな考えやポリシーで生きている。僕にとっては、「なにそれ?」みたいな価値観もあります。でも、それぞれの立場や、置かれている環境を考えると、「たしかにしょうがないんだろうなあー」なんてことが実にたくさんあることに気づくようになった。こういう「価値観の違い」みたいなのを「納得はできないけど、理解しようとする」感覚は日本で働いていく上で、すごく役にたったと、10年経ってほんと思います。じつは、このお題で、大学や会社の研修で、しゃべったりしてます。◆世界一周、時間をロスしたか?たしかに「時間」にして2年、その間、ぼくは無職だったわけです。「2年あったら、いろいろ出来た」とも思うが、当時のぼくが、そのまま会社に勤めてたら、たぶん、ぼんやり2年すぎただけだ と感じる。世界一周は、「変化のある 非日常な毎日」が日常になります。ハレの日の旅行 ともまた違った、なんともいえない不思議な毎日です。まいにちまいにち不確定なことが多い。トラブルもあるし。ぎゅっと濃密な、この「変化のある 非日常な毎日」を日本で働きながら っていうのは、なかなかむづかしそう。起業するとかでもしない限り。「ぼんやり毎日」と「変化のある 非日常な毎日」ではおなじ2年でも 意味が全然違うと思うのです。だから、世界一周の期間は、その質を考えるといちがいに「時間のロス」とは言えない気がします。◆そして、もしかしたら、「お金」さえ失ってないかも!世界一周して得た金銭感覚が、自分のポートフォリオの見直しのきっかけになりました。また、その後、たくさんの仕事をいただき、それらがもたらしたお金の総和は世界一周総費用の365万よりずっと多い気がする。「世界一周レバレッジ」とでも言うか。。。世界一周して感じたことのひとつ、「この世は、よくも悪くも お金の世界」ということ。世界中で交換できる この「お金」という概念がもたらす矛盾と、便利さ。「感謝のコトバより、お金くれ!」って国もあるし、寄付されるお金を頼りすぎて、自律できない国もあるし働かないで不労所得だけで生きるパーマネントトラベラーもいる。お金はないけど、幸せそうに暮らす国もあり資本主義の急激な流入で、すごい貧富の差になったり、お金のために人を騙す事を、なんとも思わない人がいる国もある。日本では「お金のこと」は、あまり口にしない事が美徳になってるけど実は、お金のことを、ちゃんと考えるきっかけが、日本で暮らしてると、そんなにない。ぼくも、むかしは「真面目に働いてたら何とかなる」って思ってた。でも、そんなことない時代になっちゃったんだよね。お金がないと、悩んだりギスギスしたり、将来に夢を描けない人もたくさんいる。払える見込みが よくわからないまま、ローンで家を買ってしまったりそのために、会社に縛られざるをえない人もたくさんいるしネットバブルやグローバル化の中で、旧来的な日本の会社が打撃をうけたり正社員になれない人もたくさん。一方でお金がないことを 正当化する田舎暮らしブームとか「年収200万でも幸せな暮らし」みたいな価値観も出てきたり。FXとか株とかで、勤労以外の方法でお金を得る人も増えてクラウドソーシングなんかの仕組みをうまく使って、フリーランスで、会社に雇われないで生きていく敷居も、むかしより低くなった。「働く」っていうことの意義も変わってきたように感じる。こんなふうに「働くことと、お金を得る事」の関係を 考える癖がついたのは、世界一周で、いろんな国のお金事情を見た、その経験のおかげだと思う。◆たらればで比べようはないけど、10年たって感じるのは、世界一周が無かったら、ぜんぜん違う人生になってただろうということ。世界一周行って、その経験を、ゆっくり消化しながら生きてきた、そんな10年だったのかもな。そろそろもう一回行くかな。。。。

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