ああ、フェルメール。「マウリッツハイス美術館展」にがっかり。。。

フェルメール観るために、東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」と、国立西洋美術館の「ベルリン〜」の二つの展覧会に行ってきました。「真珠の耳飾りの少女」と「真珠の首飾りの少女」の二つをみるために。「真珠の耳飾りの少女」
「真珠の首飾りの少女」
しかしですね、、、東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」は、非常ーに非常ーに残念な展覧会でした。//今までの都内のフェルメールの展覧会で一番ひどいかも。この作品「真珠の耳飾りの少女」の前まで、ぐるぐるの列が準備されていて、肝心の絵の前では「止まらないで観てください!」「歩きながらの鑑賞をお願いします!」と係の人から終止促されます。まるでパンダみるためのの列みたいです。これを「鑑賞」というのか?絵の一番前の列(といってもだいぶ距離あるんだけど)が、こんなことになってて、それよりうしろは、自由に立ち止まってみれるようになってます。ココからオペラグラスで観てる熱心な男性も居た。なんかかわいそう。。。百歩譲って、大勢に観てもらうために、ぐるぐる列はしょうがないとして絶えず「歩きながらの鑑賞をお願いします!」のかけ声がうるさい。静かに観させてくれ!こんな鑑賞のさせ方をするのに関連グッズは商魂逞しい。テレビの特番や、武井咲のCMやイベントまでやって真珠メーカーのタイアップ までやって。。。ここまでしないと、日本で観れないのか??2008年、ぼくは、この絵を観るためだけに、オランダのハーグに行った。新婚旅行の 欧州プチ旅行の中で、メインエベントのひとつだった。マウリッツハイス美術館は、邸宅美術館で、雰囲気もとてもゆったりしてて自然光の入る小さな部屋に、フェルメールの作品が3つ飾ってあった。「真珠の耳飾りの少女」と、傑作「デルフトの眺望」と、あともう一作品。//今回の展覧会とえらい違い。「マウリッツハイス美術館展」って言うんなら、展示の雰囲気も似せてくれよ。。マウリッツハイス美術館では、まあ、こんなに寄っていいの?ってくらい、寄って観れました。触れるくらい近い。たぶん1時間半くらいこの部屋に居たんじゃないだろうか?四角い部屋の、真ん中のベンチを挟んで 向かい合わせの壁に二つの名作が。フェルメールは、こういう空間で観る絵なんだと思う。パンダ見学の列のように観る絵じゃないと思う。魅力半減だ。あれじゃ図録で観たほうがマシだ。この15年、ぼくは、今まで東京で開かれたフェルメールの展示は、半分くらいは行ったと思う。だいたいがっかりする。ニューヨーク、ロンドン、アムス、パリ… 世界各地の美術館にも、フェルメールを観に行った。やっぱり断然、現地で観る方がいい。絵は同じなのに、圧倒的に、美術館の雰囲気と、照明含めた空間の雰囲気が違う。今回の「真珠の耳飾りの少女」も肝心のフェルメールブルーが白っぽくみえた。印象はもっと青いのになあ。フェルメールの作品は三十数作品しか残っていない。だから、日本に来るたびに、こんな感じんの展覧会になっちゃうんだろうな。三十数作品しか残っていないからこそ、やっぱり世界中の美術館に、わざわざ見に行こうと思った。そのほうが、雰囲気こみのフェルメールの作品が楽しめるから。◆おまけ//有名になっちゃったフェルメール。この絵を題材にした「真珠の耳飾りの少女」という映画が、スカーレットヨハンソンの主演で作られた。それ以降、今までは「知る人ぞ知る」存在だったフェルメールが一躍脚光を浴びた。昔は書籍も画集も少なかったのが、最近は、本屋にフェルメールのコーナーができるくらいだ。今から25年前の15歳のとき、ぼくは読売新聞のおまけでついていた「ルーブル美術館の名品」的なポスターで、フェルメールを知った。なんかえらいじーんとした。ぼくはそのポスターをトイレの壁にはって、うんこするときにいつも観てた。(うんこは別にして)ゆっくり観るって大事なんだと思う。そのころ、ぼくの知ってるフェルメールは、読売新聞のチラシだけだった。そのころは、ネットも無いし、フェルメールの画集なんて、普通の本屋には売ってなかった。その後、大学に入ってはじめてのパリのルーブルではじめて本物のフェルメールを観た。やっぱりじーんとした。モナリザもミロのビーナスも観たけど一番はフェルメールだった。

0コメント

  • 1000 / 1000