マティス展 この清々しさ

マティス展、見に来て、とても満足した。

何も考えないで、楽しく見られた。この感覚は何なんだろう?

窓の向こうとか、鏡の中とか、1つの画面に2つの世界を書いている。

レイアウトによっていくつもの世界が見える。色面とか空とか壁とか。

マティスの絵はどんどん単純になっていく。それなのに美しく感じるのはなぜだろうか? 塗りっぱなしで線もよれよれで。歳とった後の晩年のやつなんて特にそうだ。

切り絵の「面」のバランスがすごい、画面を「持たせて」いる。

グッズになったりポスターになったときにすごく映える。マティス自身も本の表紙とかをデザインしているので、なんか意識があったのか?いやないなぁ。

69年生まれのマティスと72年生まれの僕。100年違うけれど。

年度を見て、今の自分と比べると面白い。

50歳のころの今頃はニースに移り住んだみたいだ。 60歳近くにアメリカ横断とタヒチへの大旅行をしていた!

・世界を変えるような絵

・部屋に飾りたい絵

・良い絵

そんなことを考えてしまう。


グッズもいい感じだし、おもしろい。

何より、展示に見応えがあるのに、重々しくない。こんな展示は久しぶりだ。

きてよかったと思えた。